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赤江瀑、2冊

ちょっと前に読んだアンソロジー小説、『リテラリーゴシック・イン・ジャパン』
この本に掲載されたたくさんの作家陣のうち、
『これまで知らなかった+もっと読んで見たい』と思った作家が数人。

そのうちのひとりが、赤江瀑。
前出アンソロジー内の『花曝れ首(はなされこうべ)』がすごく良くて。

というわけで、一気に2冊。

f28jul2018.jpg

1973年に直木賞候補になった『罪喰い』を表題にしたものと、
赤江瀑短編傑作選・幻想編と銘打った『花夜叉殺し』。

耽美っぷりは、谷崎潤一郎のようなイケイケのゴリゴリではなくw、
赤江氏のそれは秘め事であり、背徳。
幻想的な情景に溶け込む色気。

10を超す短編の中には、イイ(・∀・)もイマイチ(-_-)もあったけど、
私的ヒットは『花夜叉殺し』。
狂った庭の匂いが立ち上ってくるような。


でもやっぱり、今のところはまだ『花曝れ首』がトップかなー(o´ω`o)


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『花夜叉殺し』で『ドービニィの庭で』を連想する
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2018-07-28 : 小説 : コメント : 8 : トラックバック : 0
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櫛引道守

時は幕末。
くし職人の父に憧れ、その後を継ぎたいと願う娘、登瀬(=とせ)。
寡黙な父の手を見つめ、その技術を身に付けようと切磋する日々。
しかし、当時の女は『嫁して子をなし家を守る』のが当たり前。
周りからは白い目で見られ、
世間体を気にする母には嘆かれ、
妹からは自分勝手だと罵られ、
それでもなお、意思を捨てられない登瀬。
貧しい暮らしの中で、ひたむきに修練に励む。

木内昇 著、『櫛引道守(くしひきちもり)』

f03jul2018.jpg

主人公・登瀬の心情がとても丁寧に描かれていて、
まるでドラマを見ているように読んだんだけど、
実際、NHKの朝ドラになってもおかしくない内容だと思う。

朝ドラ見たことないけどw


骨格のしっかりした小説は、
生活の描写の中にスッと入っていけるのがいいね。


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著者は女性だと知ってちょっとびっくり
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2018-07-03 : 小説 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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月の上の観覧車

ふわりと当たる風や草花の匂い、
向こうに見える2人連れと誰かを呼ぶ声、
ちょっと濃いめの野菜炒め。
五感を通して蘇る記憶。

未来に思いを馳せるより、
過去に思いを寄せることのほうが多くなった気がする。
50歳近くなって、
いわゆる『人生の折り返し点』を超えたからかもしれないし、
ここ10年で、祖父母も両親も亡くしたからかもしれない。


過日、本屋の陳列棚を眺めていた時、
タイトルに惹かれて手に取った本は、今の私の心にぴたりとはまった。

萩原浩 著、『月の上の観覧車』。

f17may2018.jpg

8つの短編からなるこの本は、
8人の半生または人生を淡々と掘り起こしていく。
ごく普通の人たちのよくある話だけど、
だからこそ、歳を重ねた者の琴線に触れる。
ふと涙がこぼれたりもする。
とても静かに。


喪失。
でも、その先には希望のかけら。
10年後にもう一度読みたい。
いい本に出会ったと思う。


私の観覧車は、今どのあたりだろう。


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ヒデキが天に召されてしまったなんて(´^`)
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2018-05-17 : 小説 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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綺譚集

この前 初めて読んだ津原泰水氏の本、2冊目。
15の短編から成る『綺譚集』。

f19apr2018.jpg

のっけからエログロでドン引きするも、
今回もストライクな作品にぶち当たるからたまらない。

『玄い森の底から』『脛骨』、特に『ドービニィの庭で』が良かった。
実在するゴッホの絵画『ドービニーの庭』をモチーフにして書かれたこの作品は、
細部に至るまでこの絵と同じ庭を作ろうとした男たちが、
庭づくりと色彩の狂気に囚われ、破滅していく物語。


読後、ゴッホの『ドービニーの庭』の絵を検索したのは言うまでもなく・・・


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壊れていくのを描くのがうまいなーと思う
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2018-04-19 : 小説 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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11 eleven

去年読んでた漫画『クダンノゴトシ』に出てくるのは、
『件』と書いて『クダン』と読む妖怪なんだけど、
その流れで辿り着いたのがこの小説。

f27mar2018.jpg

津原泰水著『11』、2014年発行。

11の短編から成る本で、
いちばん最初の『五色の舟』にクダンが出てくるんだけど、
これがもう、ものすごく良かった!!
私的大当たりヽ(・∀・)ノ

戦時中の日本、異形の者たちが織りなす景色は、
怪しく、哀しく、儚く、そして美しく・・・。
幻想小説の醍醐味を堪能できる作品だと思う。

他の10編には、
ちょっと苦手な描写や、なんだかよくわからないものもあるんだけど、
好みの作品の吸引力が上を行く感じ。
これまで知らなかった作家だし、他の著作もチェックしておこう〜(o´ω`o)♪


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乱歩、特に『パノラマ島奇譚』が好きな人向きじゃなかいかと♡
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2018-03-27 : 小説 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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プロフィール

miyuki

Author:miyuki
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飾った雑貨を眺めてニヤつき、
何度失敗しても懲りずに植物を育て、
へたの横好きで編み物をし、
合間に何かを読み散らかした挙句、
結局全部放り投げてわんにゃんと遊ぶ。

自己流と自己満足と適当万歳な暮らし。

今も昔も愛知県在住、
40代・♀・O型・ふたご座・左利き。
好きな言葉は『なんとかなる』

あんは2009年4月3日生まれ

のんは2017年5月5日生まれ

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